中古マンションの売却でインスペクションを実施するメリットとは?
中古マンションの売却でトラブルの原因となりやすいのが、売主も気付いていないような隠れた欠陥です。
トラブルを回避するためにも、中古マンションの売却時にはインスペクションの実施をおすすめします。
今回は中古マンションの売却をご検討中の方に向けて、インスペクションとはなにか、そのメリット・デメリットもご紹介します。
中古マンションの売却で実施したいインスペクションとは?
インスペクションとは建物状況調査のことで、売却するマンションの正確な状態をチェックするための検査です。
インスペクターと呼ばれる専門家が、住宅の劣化状況や欠陥をプロの目線で診断します。
インスペクションを実施すると、欠陥の有無や修繕工事の必要性、工事にかかる費用の目安などを知ることができます。
インスペクションの利用促進のため、2018年4月から中古住宅の売却でインスペクションの説明が義務化されました。
実施そのものは義務化されていませんが、不動産会社から買主と売主双方にインスペクションに関する説明がおこなわれます。
さらに、2020年の法改正によって瑕疵担保適任が契約不適合責任に変わり、売主の責任が重くなったことから、よりインスペクションの重要性が高まっています。
中古マンションの売却でインスペクションを実施するメリット
インスペクションを実施するメリットは、安心して売却ができることです。
中古マンションには見た目ではわからない欠陥が隠れていることがあるため、建物の状況を把握することで安心感が得られます。
これは買主側も同様で、結果的に早期売却、高値売却につながるのです。
また、インスペクションに合格することが既存住宅売買瑕疵保険の加入条件の1つになっています。
中古マンションの売却でインスペクションを実施するデメリット
インスペクションのデメリットは費用と時間がかかることで、これはインスペクションの普及が進まない原因にもなっています。
また、インスペクションで瑕疵が見つかると、多額の修繕費用がかかったり、売却価格が安くなるおそれがあります。
インスペクションに合格した状態で売却するためには、見つかった瑕疵を修繕しなくてはなりません。
不合格のままでも売却自体は可能ですが、その分値引きするなど売却価格の見直しが必要となるのです。
しかし、このようなデメリットを加味しても、のちのち瑕疵が発見されるリスクと比較すると実施する価値があると言えるでしょう。
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まとめ
中古マンションの売却でインスペクションを実施すると、売主・買主双方が安心してスムーズに取引が進むうえ、売却後のトラブルのリスクを減らすことができます。
インスペクションを実施するべきかの判断にお悩みの方は、ぜひ弊社までご相談ください。
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