家探しは「賃貸」と「購入」どっちが得?
中古マンションの購入が、賃貸よりお得な理由
現在、賃貸暮らしの方が、いざ購入を考えると「一生そこに住む」ということを考えてしまうため、本当に今購入が正しいのかと立ち止まってしまう方も多いのではないでしょうか?
当然、賃貸にも購入にも、それぞれのメリットがありますので、今回はそこを整理しながら、この大きなテーマについて一緒に考えていきましょう。
1.世間一般的には賃貸と購入、どちらの需要が高いのか?
総務省による国勢調査では、一般世帯の持ち家率の割合は62.3%です。
また国交省の意識調査によれば、住宅を所有したいニーズは75.7%、賃貸でいいという人は16.3%と、購入ニーズが圧倒的に賃貸よりも高いことが分かります。
2.賃貸と購入のそれぞれのメリット
『賃貸派の理由トップ3』
1位・住宅ローンに縛られたくないから(59.0%)
2位・仕事などの都合で引っ越しする可能性があるから(37.5%)
3位・家族構成の変化で引っ越しする可能性があるから(31.6%)
※公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会「不動産の日アンケート」住宅の居住志向及び購買等に関する意識調査 より
この結果を見ると、
《気軽に引っ越しできる事》が、賃貸の1番のメリットだと分かります。
転勤や家族の都合以外にも、常に新しい家や、新しい場所、最新の設備の家に住みたいなど、【引っ越したい理由のある人】にとっては、賃貸の方が都合がいいということだと思います。
『購入派の理由トップ3』
1位・家賃を払い続けることが無駄に思えるから(63.1%)
2位・落ち着きたいから(43.9%)
3位・持ち家を資産と考えているから(39.4%)
※公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会「不動産の日アンケート」住宅の居住志向及び購買等に関する意識調査 より
この結果を見ると、
《自分の支払ったお金が無駄にならず、かつ資産として残る事》が、購入の1番のメリットだと分かります。
また精神的には「自分の城」という安心感が得られることも見えます。
3.どちらが得かのシュミレーションは目安に過ぎない
賃貸と購入、どちらがトータルでお得か?のシュミレーションは、千差万別のため、不確定要素がありすぎて数字上では測りけれません。
例えば、現在の家賃と購入する住宅ローン返済総額にどれくらいの差があるのかは人によってまるで違いますし、金利や借入年数、保証金額によっても変わります。それ以外にも、どこに何回引っ越すのかや、車は何台持っているのか、リフォームをするのかどうか、そもそもいくらの物件を購入するのか、賃貸にどれくらい住み続けるのか・・・これらは全部、不確定要素です。
4.過去を計算してわかる中古購入が良い理由
ただ、資産として残らないただの経費として、これまで(またはこれから)どれくらいの賃料がかかっていたのかの使ってきた金額は単純計算できます。
賃料10万円の家に15年住んでいた場合、1800万円です。更新料を含めれば1870万円ほどになります。これは間違いのないことです。
この金額から言えるのは、福井でこの金額であれば、かなり良い中古マンションが購入出来ていたという事実です。
賃貸であれば、何も残りませんが、購入していれば、資産が残っていた。
このことも動かざる事実だと分かります。
次に新築でなく中古が良い理由についてお話します。
新築は確かに誰も使っていなく、気持ちが良いものです。しかし、1日でも生活してしまうと、もう新築とは呼ばなくなるのです。
こんな人はいませんが、仮に1日だけ住んで売却したとします。第三者から見たときに、市場的に言えば、それはもう新築ではなく中古物件となります。
新築というネームバリューに対して、数百万円上乗せして払っているとしたら、あなたならどうしますか?
中古でも、そこそこお金をかければ新築っぽくなります。それでも新築の方がはるかに金額が高いでしょう。
福井の分譲マンションで言えば、新築を購入しようとすれば、最低でも3000万円近くは必要ですが、中古マンションならその半額以下で立地の良い、それよりも広い部屋が購入出来る可能性があります。
住んだら1日で中古・・・・それを考えたら、新築購入は止めて、良質の中古マンションを購入にて、その分を生活に潤わせた方が良くはないでしょうか?