中古マンションの購入の前に知っておくと安心!複層ガラスの仕組みやメリットとは?
中古マンションの購入を検討するにあたって考慮するのが、築年数・間取り・修繕履歴などではないでしょうか?
しかし、忘れてはならないのが、複層ガラスが使われている家かどうかという点。
光熱費の節約だけではなく、毎日の暮らしの快適さにも大きく関わってくる複層ガラスについて見ていきたいと思います。
複層ガラスとはどんなもの?中古マンション選びにも役立つガラスの知識
複層ガラスとは、複数枚の板ガラスの間に、乾燥空気やアルゴンガスなどが封入されている断熱性の高いガラスのこと。
複層ガラスのほか、ガラスメーカーの登録商標であるペアグラスやペアマルチなどの名前で呼ばれることもあります。
実は、この複層ガラス、欧米の先進国などでは、エネルギー消費量の抑制を目的として、住宅での採用が義務化されていることも。
もちろん暖房設備の違いもありますが、義務化されている複層ガラスのおかげで、ドイツやスウェーデンなどの寒さが厳しい地域では、マイナス10度を超す真冬でも、家の中で快適に過ごすことができるのです。
しかし、今のところ日本国内の住宅においては明確な規定がないのが実情。
新築の一戸建てにおいての普及率は高いものの、新築集合住宅においては、2020年の時点でもいまいちの普及率となっています。
そして、2000年までに国内で建てられた集合住宅では、そのほとんどが断熱性のほぼない窓ガラスの仕様になっているとも言われています。
リノベーションを検討中の方も知っておくべき!複層ガラスのメリット
ずばり、複層ガラスのメリットは、結露防止・断熱効果・遮音効果。
そのため、シックハウス症候群対策にも役立つとされています。
また、複層ガラスをつくっているメーカーによっては、これらのメリットに加え、もしもの時に備えた防犯効果や防火効果などが期待できるものもあります。
しかし、複層ガラスの仕様によっては、思ったような効果を得られない場合も。
例えば、日本で多いのは、断熱性能の低いアルミのサッシを使った複層ガラスですが、アルミの複層ガラスの場合は、断熱性能が低いだけではなく、より結露を招く原因となってしまうこともあります。
一方で、日本の北海道や北欧などの寒冷地では、より高い断熱性能を持つ樹脂サッシや木製サッシを使った複層ガラスが主流です。
複層ガラスだからよいというわけではなく、複層ガラスの仕様が大切だということを知っておくと安心ですね。
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まとめ
複層ガラスはメリットが多く、快適な暮らしにはもちろん、これからの時代に必要な住宅の要素のひとつ。
もし、より高い遮音効果を求める場合は、複層ガラスではなく二重ガラスの方がよい場合もありますので、中古マンションをリノベーションしようとしている場合は、必要に応じて検討するのがおすすめです。
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