中古マンション購入時の住宅ローン特約とは？
中古マンション購入は高いお買い物であるため、さまざまなリスクを想定しながら契約を進めることが大切です。
そこで、利用を検討しておきたいものが住宅ローン特約です。
ここでは中古マンション購入時に利用が可能な住宅ローン特約についてご紹介します。
中古マンション購入をご検討中の方は、ぜひご確認ください。
中古マンション購入時に活用できる住宅ローン特約とは
住宅ローン特約の正式名称は、「融資特約」です。
マンション購入の契約時に、買い手が住宅ローンの審査に落ちた場合は売買契約を解除できるという条件をつけるものです。
たとえ売買契約を結んで手付金や仲介手数料を支払った後でも、審査結果次第でそれらが返還されるので、買い手は安心して契約を結ぶことができます。
もしこの特約がないと、ローン審査に落ちてマンションを購入できなかった場合に、違約金などを払わなければなりません。
中古マンション購入時には住宅ローン特約をつけられるのが一般的ですが、ご自身の契約につけられているかをしっかりと確認しておきましょう。
契約書の文面が分かりにくい場合は仲介を担っている不動産会社へご相談ください。
中古マンション購入時に住宅ローン特約を利用する際の注意点
住宅ローン特約は買い手が安心して契約を結ぶことができるものですが、利用時にはいくつかの注意点があります。
とくに重要な注意点を確認し、トラブルなく不動産の購入ができるようにしましょう。
注意点①解除条件を確認する
ローン審査に落ちたら契約解除ができるのが住宅ローン特約ですが、契約解除が認められない条件が付けられている場合もあります。
そのため、審査に落ちたからといって必ず負担なく契約解除できるとは限りません。
たとえば、契約締結後に別の物件を購入したくなったからといって、故意に融資申し込みを遅らせていたり、故意に審査に通らないようにしていた行為があったなどの場合は、特約の適用は認められません。
解除条件についての文言は必ず確認しましょう。
注意点②解除期限
住宅ローン特約は適用できる期限が設定されています。
契約解除の旨を伝えるのが期日より1日でも遅れてしまった場合は、利用することはできません。
そうなると契約解除の場合でも手付金などを支払う必要が生じるため、いつまでに伝えれば良いのかは必ずご確認ください。
まとめ
今回は中古マンションを購入する際に利用できる住宅ローン特約についてご紹介しました。
住宅ローン特約は買い手が安心して購入を進めることができる制度です。
ただし、契約内容によっては利用できないこともあるので、注意点はしっかりと確認しておきましょう。
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