中古マンションの維持費の相場はいくらぐらい?税関係や管理費など
マンションを購入する際には物件価格のほか、購入後にもさまざまなコストがかかります。
マンション保有にかかる維持費について知っておくと、購入の際に予算を立てやすくなるでしょう。
今回は、中古マンションの購入を検討している方に向けて、維持費の内訳と税金・費用相場についてご紹介します。
中古マンションの維持費の相場は?固定資産税や都市計画税について
マンション購入後にかかる費用として、固定資産税と都市計画税の2つが挙げられます。
固定資産税とは、建物や土地を所有している人に対してかかる税のことです。
土地は課税標準額×1.4%、建物は課税台帳に登録されている価格×1.4%で納税額を算出します。
マンションの広さや地価、築年数によって評価額が異なるため、納税額は人によってさまざまです。
住宅にかかる固定資産税にはそれぞれ軽減措置が設けられており、東京都の場合は一定基準を満たすと、算出される税額がさらに2分の1に軽減される措置もあります。
建物の場合は年数の経過とともに劣化していくため、新築と比べると中古のほうが税額は安くなるのが特徴です。
物件が都市計画区域内にある場合は、都市計画税も課税されます。
土地は課税標準額×0.3%、建物は課税台帳に登録されている価格×0.3%で算出します。
東京都を例に挙げると、納付時期は6月・9月・12月・2月の年4回に分かれ、一定期間滞納した場合は、延滞金が発生する場合があるので注意が必要です。
都市計画税がかかる場合は、固定資産税とあわせて納付します。
中古マンションの維持費の相場は?管理費や修繕積立金について
マンションの維持費としてかかるのは、おもに管理費と修繕積立金です。
管理費は設備の清掃委託費や点検費用、共用部分の保険料や管理組合運営費などに使われます。
費用の相場はマンションやお住まいの地域により異なりますが、およそ月額1万円~2万円前後が一般的です。
修繕積立金とは、大規模修繕に備えて長期で積み立てるための資金をいいます。
修繕積立金は築年数が約20年以下の場合は1万円以内、20年を超えるとしだいに高くなっていき、年数によって左右されることが多いのが特徴です。
これらのほか、駐車場や駐輪場などを借りる場合は、5,000円~3万円程度の料金が毎月発生します。
まとめ
中古マンションを購入する際は、物件の価格以外にさまざまな維持費がかかるため、その分のコストを見込んでおくことが重要です。
維持費としてかかるおもな費用は、税関係と管理費、修繕積立金などが挙げられ、具体的な費用はエリアや物件ごとに差があります。
今回紹介した相場の金額をもとに、資金計画の参考としてお役立てください。
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