中古マンションの内覧チェックポイント
自分の目で確認したい6つのポイント
マンションを選ぶときのチェックポイントは、新築マンションと中古マンションでは
大きく変わってきます。
新築では「モデルルーム」しか見ることはできませんが、中古では「実際に自分が住む建物・部屋」を
購入前に自分の目で確認できるという大きな強みがあります。
仮に問題点が見つかっても、「安全性などの点で許容範囲なのか」「リフォームで解決できるのか」
といったことを事前に検討できるため、物件の長所も短所も納得した上で購入に踏み切ることができるのです。
中古マンションならではのチェックポイントとして、次の6つが挙げられます。
①安全性/耐震性や構造はどうか?
②耐久性/どの程度の傷みだったら許容範囲か?
③居住性/防音性や窓の大きさはどうか?
④リフォーム性/リフォームの自由度はどうか?
⑤管理/大規模修繕工事、管理費などは適正か?
⑥将来性/周辺環境が変化する可能性はあるか?
「床のきしみ」=「ダメな物件」とは限らない
例えば「耐久性」。
中古マンションを見学していて床のきしみがあると、「構造にガタがきてるのかも」と不安になるものです。
しかし、きしみだけでダメな物件と考えるのは早とちりというもの。
マンションの床のきしみの原因は、単にフローリングを張る時の不注意であることが多いので、大半はリフォームで簡単に解決できるのです。
その他にも、色々な気になる箇所が中古マンション見学時には出てくると思います。
自分の目で見て、感じて、調べることは、とても重要です。
見ても分からない構造上の部分などは、案内してくれた営業マンに聞いてみることも重要です。
1つ1つ、チェックしながら、総合的に納得できる中古マンションなら、合格です。
まとめ
「安全性」「耐久性」「居住性」「リフォーム性」「管理」「将来性」の6つのポイントをおさえよう!
①安全性
水害、地盤、土砂、杭、基礎、築年数、建設当時のトレンドなどをチェック。
②耐久性
床・壁、コンクリートのひび割れ(クロスのひび割れは気にしなくてOK)、ライフラインなどの設備の状態をチェック。
③居住性
防音性、バリアフリー度、梁、換気システム、窓の大きさ、天井の高さなどをチェック。
④リフォーム性
管理規約はどうなっているか、間取り・設備変更は可能かをチェック。
⑤管理
清掃は行き届いてるか、大規模修繕計画・管理費などは適正かなどをチェック。
⑥将来性
周辺環境が変化する可能性があるかをチェック。
これらのチェックは、マンション見学の前にチェック項目をつくっておくと便利です。
案内をする営業マンに聞きながら、自分の目で確かめてチェックしていきましょう。