マンションをペアローンで購入する場合のメリット・デメリットを解説!
マンションを購入する方法のひとつに、ペアローンというものがあります。
メリット・デメリットを理解してうまく活用すれば、理想の住まいを手に入れることもできるでしょう。
この記事では、マンションをペアローンで購入する場合のメリット・デメリットをわかりやすく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
マンション購入する際に利用できるペアローンとは
ペアローンとは、1つの物件に対して2人がそれぞれ1件ずつ住宅ローンを組み、互いに連帯保証人になるローンの組み方のことをいいます。
毎月の返済額や借入額を個別に、それぞれで決めることができます。
このローンは、購入する物件に同居することが原則となっているので、一般的には共働きの夫婦などがよく使用しています。
マンションをペアローンで購入するメリット
メリットとしては、3つのポイントがあるのでご紹介していきます。
借入可能金額が増える
1人でローンを組む場合と比較して、借入金額が大幅に増えるため購入に使える費用が多くなります。
借入金額が増えることで、1人の時には購入できなかった物件を契約することができるようになります。
住宅ローン控除
2人別々でローンを組むため、住宅ローンの控除を2人分受けることができます。
住宅ローンの控除は1人最大40万円までですが、2人分の控除を受けることができるため、合計で80万円までの控除を受けることができるようになります。
団体信用保険
別々でローンを組んでいるため、団体信用保険に2人で加入ができます。
団体信用保険とは、債務者が亡くなった場合にローン返済を金融機関が肩代わりしてくれるというものです。
この保険に2人でそれぞれ加入できるため、どちらが亡くなった場合に返済負担額が増えるといった心配もありません。
マンションをペアローンで購入するデメリット
デメリットとしては、2つのポイントがあるのでご紹介していきます。
諸費用が高くなる
1人でローンを組む場合と比較して、諸費用が高くなります。
住宅ローンを組む際には、登記手数料や印紙税、その他の事務手数料がかかりますが、別々でローンを組むためその費用が2倍必要となります。
離婚する場合の手続きが面倒
ペアローンで物件を購入した場合、離婚する際に多くの問題が発生します。
夫婦でお金を出し合っているので、所有権の問題が発生しますし、売却するにも両方の同意がなければ売ることができないため、話し合いが必要となります。
また、互いに保証人になっているため、離婚したあとでも滞納が起きた場合は支払いの義務が生じてしまいますので、非常に面倒な状況となってしまうのです。
ですので、ペアローンを組む場合は、しっかり考えたうえで契約することをおすすめします。
まとめ
夫婦で協力できれば、メリットをたくさん受けることができるのがペアローンです。
幸せなマンション生活を送るためにも、購入する際は夫婦でしっかり相談し、より良い契約と返済方法を検討していきましょう。
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