住宅の建築時におこなう儀式とは?地鎮祭・上棟式・竣工式の3つをご紹介!
住宅の建築をする際に、建築祭式と呼ばれる三大祭式があるのをご存じですか?
空き地に神主衣装の方が立っているところを見かけた経験がある方もいるかと思います。
儀式と言われると、昔やっていた内容と思う方もいると思いますが、現在でも続いている風習なのです。
今回は、地鎮祭、上棟式、竣工式の3つの儀式についてご紹介します。
住宅建築の儀式①地鎮祭とは
地鎮祭がおこなわれるタイミングは着工時です。
地鎮祭の目的は、建築の着工時に氏神様に土地を使用する許しをもらい、工事の安全を願うことです。
神主に謝礼として2万円~3万円支払います。
謝礼は地鎮祭をおこなう神社に問い合わせをして金額を確認しましょう。
神式ではのし袋に玉串料や初穂料と表側に書き、用意します。
お酒やお米などのお供え物も用意する必要があり、約1万円ほどかかります。
建築会社がお供え物を用意してくれるケースもあるので、事前に確認してみると良いでしょう。
近隣住人に粗品を配る場合もあるので、建築会社に相談して確認しておくと良いです。
なお、お祝儀は地鎮祭では必要ありません。
住宅建築の儀式②上棟式とは
上棟式のタイミングは骨組み完成時で、「棟上げ(むねあげ)」「建前(たてまえ)などと呼ばれています。
工事が順調に進んでいる感謝と、無事に完成するのを祈るのが目的です。
上棟式は神主を呼ばないケースが多く、職人が進行します。
職人をもてなす意味合いが強いので、必要なものは施工主が準備しましょう。
棟梁や職人にご祝儀を渡すのですが相場は、棟梁で2万円~3万円で職人には5千円~1万円が目安です。
最近ではあまり見かけなくなりましたが、一部地域ではこのタイミングで「餅まき」をおこないます。
住宅建築の儀式③竣工式とは
竣工式は引き渡し後のタイミングにおこなわれます。
目的は、建築物完成の感謝とお祝いを表し、今後の安全と繁栄を祈るためおこなわれます。
店舗や施設などではテープカットなどがおこなわれているのを見たことはないでしょうか。
引き渡し後は引っ越しなどで忙しいタイミングのため、一般住宅で竣工式をおこなうケースは少なくなっています。
必ずしも必要ではないので無理しておこなう必要はなさそうです。
まとめ
今回は、住宅建築における地鎮祭、上棟式、竣工式の3つの儀式をご紹介しました。
一般の方にとって住宅の建築は何度もおこなうものではないので、儀式についてよく分からない方も多いと思います。
住宅建築時には、今回ご紹介した儀式の内容をぜひ参考にしてみてください。
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